よく頂く質問のうちの1つ!韓日翻訳家になるために必要な資格は?

こんにちは、韓日翻訳家のkoronです。
前回の記事に引き続き、今回のテーマもよく頂く質問のうちの1つです。

資格は必要なの?

必要なら今から準備しておきたい…
という方の疑問にお答えします!
韓日翻訳家に必要な資格は?
先に申し上げると必須の資格はありません!
翻訳家のお仕事は業務独占・名称独占ではないので特に決められた資格はないんです。
そうは言っても、求人情報には資格に関する項目があるのも事実です。
だからこそ、関連資格があれば差別化を図ることができるので、採用の際に有利に働く場合があります。
それではどのような資格があるのでしょうか?一つずつ見ていきましょう◎
TOPIK

1つ目はTOPIKです!「やっぱり…」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
現在、TOPIKは世界70か国以上で実施されています。つまり、世界共通の資格なんです。
それほどTOPIKは知名度があり、なおかつ客観的に韓国語能力を証明できる公的資格になります。
また、今までいろいろな求人情報を見てきましたが、基本的にはTOPIK6級が求められます。
私はTOPIK5級の時に韓日翻訳家の仕事を始めましたが
できるだけ最高級を持っていたほうがより可能性が広がるかと思います!*
またTOPIK の勉強で培った読解力は仕事をする上でも必要不可欠な能力です。
自分の韓国語能力を証明するという意味でも、ぜひとも取っておきたい資格と言えるでしょう。
ハングル能力検定試験

また、TOPIKとよく比較される資格としてハングル能力検定試験もあります。
こちらは日本語を母国語としている人の韓国語能力をテストするものなので、日本国内でのみ通用する資格になります。
日本国内で翻訳会社を探している方は、 ハングル能力検定試験の資格も取得するとなおいいと思います。

…と言いつつも、私は2年以上前に取ったハン検4級しか持っていません!
海外在住の方は資格の更新・受験日程の確保などを考慮したらなかなか受験するのは難しいですよね…。
私と同様、海外に拠点を置いている方であればTOPIKのみで大丈夫です◎
TQE(翻訳実務検定)

もしかしたらこちらはあまり聞き慣れない資格だと思います。
翻訳実務検定「TQE®」は「翻訳学校サン・フレア アカデミー」さんが主催している翻訳に関する試験です。
日本にある翻訳会社の場合、優遇条件としてこちらの資格取得者をあげている求人情報もあります。
それではさっそく受験資格から見ていきましょう!
受験資格
・受験資格なし!(どなたでも受験できます)
・回数制限なし!(何回でも受験できます)
どなたでも受験できるという点はとても嬉しいですね◎
受験料
1言語1科目につき
・申込み期間① ¥8,900-(早期申込み料金)
・申込み期間② ¥9,900-
申し込みする時期によって受験料が変わるようです。
もし受験する方は早め早めに申し込みをしたほうがかなりお得です*
受験方法・受験科目・合格基準
受験方法:在宅(インターネット)受検
受験科目:ビジネス全般で専門性の比較的低い内容を出題
合格基準:70/100点以上のスコアを取得
となっています。
ですので、インターネット環境さえ整っていれば、海外にいる方でもご自宅で気軽に受験できます。
また、英語の場合は色々な受験科目から選択できるのですが、韓国語はビジネス全般のみとなっています。
実施スケジュール・過去問題
実施スケジュールは 翻訳実務検定「TQE®」 のホームページをご覧ください。
また、過去問題はこちらのページ(費用:各1,210円)に掲載されています。
基本的には過去問題をもとに勉強するというかたちになるかと思います。
翻訳に興味がある方は一度受験してみてはいかがでしょうか?*
まとめ
その他にも「翻訳技能認定試験」「JTF(ほんやく検定)」という翻訳に関する試験もあります。
しかし私が調べた限り(2021年9月時点)、残念なことに韓日翻訳・日韓翻訳分野に関する出題はありませんでした。
したがって、韓日翻訳に関する資格として挙げられるものは
・TOPIK
・ ハングル能力検定試験
・TQE(翻訳実務検定)
があります。ただどの職業も同様かと思いますが、翻訳家は資格だけが全てではありません!
「お仕事の可能性を広げる」という視点で、今回の記事を参考にして頂けたらと思います♪